毎月月末の憂鬱な入力作業
毎月25日を過ぎると、医療安全管理者のデスクには各部署から集められた紙のヒヤリハット報告書が山積みになります。手書きの文字を解読しながら、発生日時、場所、当事者の職種、事象の内容をひたすらExcelへ手入力。そこから原因別に分類し、月ごとの推移をグラフ化して委員会の会議資料にまとめ上げる頃には、すっかり半日が経過しています。本来の業務である現場巡回や改善指導に手が回りません。
集計が目的化する本末転倒
紙や表計算ソフトに頼った管理では、報告を集めてデータ化すること自体に膨大な労力を奪われます。その結果、委員会では「先月は転倒転落が何件でした」という数字の報告に終始し、なぜそれが起きたのか、どう防ぐのかという本質的な議論の時間が削られてしまいます。集計作業が目的化してしまうと、現場からの報告も「書いても何も変わらない」とモチベーションが低下し、重要なインシデントが隠れる原因になります。
集計の土台になる区分(どこからがアクシデントか)を委員会で決めておくと、毎月の判断の揺れが減ります(参考:インシデントとアクシデントの違い:レベル0〜5の境目)。
医療安全管理委員会の業務の支援は、2026年4月から病院・有床診療所に配置が義務になった医療安全管理者の役割の一つです(参考:医療安全管理者の業務内容と配置義務)。
自動集計で分析に専念する
ラクパスの「ヒヤリハット報告」機能なら、資料作りの苦労は過去のものになります。職員が手元のスマートフォンから約30秒で報告すると、17種の種別ごとにデータが月次で自動集計されます。種別や時間帯の分析グラフもリアルタイムで生成され、必要なデータはCSVで簡単に出力可能です。院長や看護部長へも自動配信されるため、管理者は集計作業から解放され、本来の再発防止策の策定に専念できるようになります。



